ミドリ安全株式会社

【重要なお知らせ】フルハーネスとランヤードの接続について

2025/11/21

弊社メッシュハーネスMHFシリーズを製造している藤井電工株式会社より、藤井電工(株)製フルハーネスと(株)TJMデザイン製ランヤードを接続した墜落制止用器具において、フルハーネスの背中D環からランヤードが外れる危険性があるとの連絡がありました。
つきましては、藤井電工(株)製フルハーネスと(株)TJMデザイン製ランヤードを組合せて使用されている場合は、直ちに使用を中止し、同一メーカー同士の組合せに変更してご使用ください。

1. 事象

今般、藤井電工社製の「背中D環にリベット」があるフルハーネスと、TJMデザイン社製の「着脱フック」をフルハーネス接続部に使用しているランヤードを接続した墜落制止用器具において、フルハーネスの背中D環からランヤードが外れる危険性があることがわかりました。
2社共同での原因調査の結果、下図のように藤井電工社製フルハーネスの背中D環リベットに、TJMデザイン社製ランヤードの着脱フックが掛かることがあり、
この状態で墜落すると着脱フックの外れ止め装置に横方向の負荷が掛かり、ハーネス背中D環からランヤードが外れる危険性があります。

藤井電工社製の「背中D環にリベット」があるフルハーネスと、TJMデザイン社製の「着脱フック」をフルハーネス接続部に使用しているランヤードを接続して使用されている場合は、直ちに使用を中止し、同一メーカー同士の組合せに変更してご使用ください。

2. 対象組合せ

■対象となるフルハーネス(藤井電工社製)
●「背中D環にリベット」があるフルハーネス

品名 代表品番
COREハーネス TH-502
黒影ハーネス TH-504
飛燕ハーネス TH-506
REVOハーネス TH-508, TH-508OT
REVOハーネス TH-564, TH-564OT
小町ハーネス TH-509
LIGHTハーネス TH-510
ZERO-Gハーネス TH-520H
ZERO-Gハーネス TH-520V
KITEハーネス TH-521
SMARTハーネス TH-SM510
MHFシリーズ MHF-600、MHF-600N
MHF-790、MHF-790N、MHF-790HV、MHF-790NHV
MHF-F1K、MHF-F1KFD、MHF-F1KHV
MHF-1050、MHF-1050FD
MHF-1080、MHF-1080FD
MHF-F1100、MHF-F1100FD
MHF-880、MHF-880N、MHF-880DE、MHF-880NDE
MHF-880HR、MHF-880NHR

■対象となるランヤード(TJMデザイン社製)
●「着脱フック」をフルハーネス接続部に使用しているランヤード

品名 品番
ハーネス用ランヤードVR150 L2シングル A1VR150-L2
ハーネス用ランヤードVR150 L8シングル A1VR150-L8
ハーネス用ランヤードER150 L6シングル A1ER150-L6
ハーネス用ランヤード蛇腹 L8シングル A1JR150-L8BK
ハーネス用ランヤード蛇腹 L2シングル A1JR150-L2BK
ハーネス用ランヤード平ロープ L1シングル A1FR150-L1BK
ハーネス用ランヤードER150 L6ダブル A1ER150-WL6
ハーネス用ランヤードER150 L2ダブル A1ER150-WL2
ハーネス用ランヤード蛇腹 L8ダブル A1JR150-WL8BK
ハーネス用ランヤード蛇腹 L2ダブル A1JR150-WL2BK
ハーネス用ランヤード平ロープ L1ダブル A1FR150-WL1BK

※品番の先頭が上記の場合、今回の対象品となります。
※藤井電工製特注品番、MHFシリーズ特注品番も対象となります。

藤井電工社製フルハーネスとランヤード、及びTJMデザイン社製フルハーネスとランヤード(同一メーカー同士)を接続した場合の安全性は確認しておりますので、ご安心下さい。
尚、数多くの安全帯メーカーがある中、異なるメーカーの組合せは無数となります。
異なるメーカーのものを組合せて使用すると、⼗分な強度や機能が得られない場合があるため、同一メーカー同士の組合せを推奨しています。
重ねまして、現在ご使用頂いております製品の組合せにつきまして、ご確認頂きますようお願い申し上げます。

3. 問い合わせ窓口

藤井電工株式会社
電話:0120-01-3361
受付時間:月曜日~金曜日 9:00~12:00、13:00~17:00
(土・日・祝日は受付していません)
メールでのお問い合わせ先 https://www.fujii-denko.co.jp/contact/

今回の事象は、藤井電工(株)製フルハーネスと(株)TJMデザイン製ランヤードの組合せによる事象であり、各製品自体には不具合はございません。
そのため、本件は自主回収やリコールに該当するものではなく、個々製品の安全性・品質に問題はございません。