女性ネットワークの会 森嶋さんの現場にお邪魔しました

 今回の現場は増築工事です。私は、鉄骨まわりにグラウトを注入する作業の現場管理をしています。建設業界全般に、いまは新築よりもリフォームのほうが多いですね。この業界に入って20年になります。当時、現場で仕事をしている女性はまったくいませんでした。当然、女性用の設備もなし。現場に入るとコンビニのトイレをまず探していました。仕事自体もキツいし、辞めようと思ったことありますよ。何回も! でも、続けてこられたのは、他にない達成感があるから。自分が携わった完成後の建物は気になってつい見ちゃう。

 トイレや更衣室など環境も変わったけど、作業着も女性用のかわいい感じが増えましたね。ピンク色のものを使うと、気持ちも上がります。機能性としては汗をかいてもすぐ乾く、通気性のよいものが多くなりました。作業着はほとんど1日中着ているので、使い勝手と着心地のよさが重要。家でごはんの用意をして、作業着のまま食べようとしたら、また作業着? 脱いだら? と息子に言われたことがあります。靴も意外と重要。せっかく着替えて保育園のお迎えに行ったら、安全靴のままだったなんてことも。スニーカータイプのものがうれしいですね。

about 日本建築仕上学会 女性ネットワークの会

「日本建築仕上学会」とはすべての建築仕上げに関連する人たちが集まる学会。
個人会員は約300名。女性が現場に出ることも増え、女性同士の横のつながりが必要、ということで発足しました。
現在運営委員は10名。女性ならではの挑戦をして、能力を発揮できるような場にしていきたい。

  • 熊野康子さん

    ㈱フジタ 建設本部 技術部
    女性ネットワークの会主査

    入社28年。建築技術の指導、現場のサポートを行なう。小さなことでも“継続は力なり”がポリシー。

  • 永井香織さん

    日本大学 准教授 生産工学部
    日本建築仕上学会 理事

    研究は材料施工専門。テーマは超高層の大規模修繕など。学生には建築の楽しさや厳しさを教えたい。

  • 八巻志帆さん

    水白建築設計室
    カラーコーディネーター2級

    マンションの大規模修繕の設計と施行を担当。この仕事について3年目。仕事も遊びも毎日真面目に楽しくやる、がモットー。

  • 針川優子さん

    ㈱マサル 第1営業部
    2級建築施工管理技士

    入社10年目。仕事は新築工事のシーリング施工管理。何事も“メリハリ”が大切だと思っている。

  • 森嶋順子さん

    トーヨー科建㈱ 工事営業部
    一級建築施工管理技士

    仕事は改修工事全般。現場に出てからあっという間に15年。モットーは“努力は嘘をつかない”!

ミドリ安全では、現場で働く女性の意見を参考に
商品開発を行っています。